この「教育勅語」は戦前、戦時中に軍国教育を押し進める道具として使われたもので、日本から軍国主義を排除する過程で戦後の1948年に衆参両院で「排除」「失効」が議決されています。
内容は「臣民(天皇の所有物である国民)は天皇家を永続させるために命を捧げなさい」という結論に至る、国家や国体のためなら個人の尊厳も人権も無視するという全体主義国家丸出しのトンデモ文書。
安倍政権は「教育勅語」を教育に使う場合は「憲法や教育基本法に反しないように」と言っていますが、憲法や教育基本法を書き換えようとしているわけですから「教育勅語」の結論に何の歯止めもなく、こんなことを許せば戦前の自由や民主主義を求める人々が弾圧されていた時代に逆戻り。
よく「教育勅語」の結論を無視して「親孝行して、兄妹や夫婦は仲良く、友達を信じ、勤勉であれ的な内容だからいいじゃないか」という話をする人がいますが、「それって天皇のありがたいお言葉や国から発行される方針で強制されないと実現できないんですか?個人の自由意志の決定に基づくものではダメなんですか?」と。
愛や信頼関係ってのは長い年月をかけて紆余曲折がありながら醸成され、豊かに、強くなっていくもので、他人に言われて「ああ、そうですか。じゃあ何とか頑張ります」なんていう愛や信頼はハリボテの偽物で長続きしませんよ。
こういうわけのわからない閣議決定をすることが狂気の政権だということをよく表しています。
【追記】
「『教育勅語』など軍国主義の為に使われた文章を否定的・批判的に教育で使用する」閣議決定なら問題はないと思います。
今回の閣議決定は「教育勅語」の肯定的な利用に制限がない事を問題だと考えています。
よく「教育勅語」の結論を無視して「親孝行して、兄妹や夫婦は仲良く、友達を信じ、勤勉であれ的な内容だからいいじゃないか」という話をする人がいますが、「それって天皇のありがたいお言葉や国から発行される方針で強制されないと実現できないんですか?個人の自由意志の決定に基づくものではダメなんですか?」と。
愛や信頼関係ってのは長い年月をかけて紆余曲折がありながら醸成され、豊かに、強くなっていくもので、他人に言われて「ああ、そうですか。じゃあ何とか頑張ります」なんていう愛や信頼はハリボテの偽物で長続きしませんよ。
こういうわけのわからない閣議決定をすることが狂気の政権だということをよく表しています。
【追記】
「『教育勅語』など軍国主義の為に使われた文章を否定的・批判的に教育で使用する」閣議決定なら問題はないと思います。
今回の閣議決定は「教育勅語」の肯定的な利用に制限がない事を問題だと考えています。
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